【文字を書くことが音楽に繋がった?】加藤ミリヤさんに幼少時代のお話を伺いました~前編~

インタビュー
【文字を書くことが音楽に繋がった?】加藤ミリヤさんに幼少時代のお話を伺いました~前編~

2017年3月1日に、話題のディズニー映画『モアナと伝説の海』のエンドソングを含んだニュー・シングル「どこまでも ~How Far I’ll Go~」をリリースする加藤ミリヤさんに、ディズニー映画やテーマ曲のこと、それに加えて子どもの頃の話やお母さんの話などを聞きました。
前編、後編の2回に分けてお届けします。

 
【プロフィール】

1988年生まれのシンガーソングライター。2004年に「Never let go / 夜空」でデビューするとリアルで等身大な歌詞とメロディセンス、生きざまが支持され瞬く間に“女子高生のカリスマ”として注目を集めた。

ファッションデザイナーとしても活躍する彼女の髪型やメイク、ファッションを真似する“ミリヤー”現象を巻き起こし、『VOGUE JAPAN WOMAN OF THE YEAR 2010』に選ばれる。現在は小説家としても才能を発揮。

デビュー12周年を経て、現在も現代女性の愛や葛藤を歌い続け、“時代の代弁者”と呼ばれている。

LIVE情報はhttp://miliyah.com/をチェック!

また、昨年より公式ファンクラブを立ち上げ、ファンとの交流の場を作っている。http://loveheart-club.com/

 

―子どもの頃から音楽に接する機会は多かったのでしょうか?

私が音楽に真剣に取り組むようになったのは、13歳の時に応募したソニーミュージックのオーディションがきっかけです。それまで、少しピアノをやったことはありましたが、自分の周りに誰か音楽好きな人がいたわけでもなく、とくに音楽との接点が多いというわけでもありませんでした。カラオケで歌ってほめられたことはありますが、歌手になりたいと思っていたわけではありません。母の車に乗っているときに聞こえていたラジオから流れる曲や、テレビで見る歌番組ぐらいが自分と音楽との接点でした。音楽のことをあまり知らなかったので、自分が今音楽をやっていることを不思議に思うくらいの子ども時代だったように思います。

 

―では、どんなことが好きな子どもでしたか?

文字や言葉が好きでした。幼稚園生から小学校低学年の頃は、誰かと遊ぶというよりも、絵を書いたり文字を書いたりするのが好きなタイプの子供でした。本を読むことも好きでしたが、書くことも好きで、自分でよく詞を書いていました。10歳過ぎ頃にはいわゆる反抗期に入って、「大人が嫌いだ」「大人はわかってない」みたいな感情も多くなり、中学受験の勉強のために机に向っていながらも、そんな気持ちを心の内にモヤモヤとさせていました。それを発散するために詞を書いて、書くことで自分がすごくすっきりできることに気付き、また、詞をたくさん書くうちに、自分と同じように感じている誰かとその思いを共有したくなっていきました。
当時、宇多田ヒカルさん、椎名林檎さん、浜崎あゆみさん達のような女性ソロアーティストさんがたくさん活躍されていて、皆さんご自分で詞を書いて歌って、歌詞の中にメッセージを込められていることを知って、歌手になったら自分の思っていることを、そうやって人と分かちあうことができるのだと思い始めて、「歌手になりたい」という気持ちに育っていったように思います。

 
―小さい頃から、文字や文章を書くことが好きだったのですね。 

母親が絵本よりも文字数の多い児童文学の本をたくさん家に揃えてくれていたので、物語をよく読んでいました。文字や文章には小さい頃から馴染みがあったと思います。実は、私がそうなっていった理由には少し秘密がありました。これを読まれているお母さんたちにもお勧めしたいくらいなのですが、私が文字や文章が好きなったきっかけは、ステップアップ式の学習教室にありました。2歳から始めたのですが、私にはとっても適っていました。2歳くらいの頃にやっていた内容は単純なものだったと思いますが、机に向かって集中するという習慣を身体で覚えられたように感じています。

もうひとつ、飛び級できるという特徴があります。決められた枚数(課題)をクリアできれば、早く次の年次に進めるので、自分に意欲さえあれば集中して目標を早く達成できる。「頑張れば報われる」というのが、目に見えて結果として返ってくるので、私みたいな負けず嫌いのタイプにはぴったりでした。母が見つけてきた熱心な先生に指導してもらえたこともあって、本を読んだり、詞を書く力となる、その下地が小さい頃に養われたのだと思います。文字に関することでは書道もよかったです。集中することの練習にもなったと思います。きれいな文字を書けるようになることで、文字を見ることが好きになり、文字を見ていると気分が落ち着くようになりました。そういうこともあって、自然に詞を書くことに魅かれていったのだと思います。

お受験やお勉強目的に思えるような習い事も、実は創作する力を養う基礎になっていたのですね。とてもいい流れですね。ご自分を今から振り返って分析するとどんな子どもでしたか? 将来の夢はどんなことでしたか?

負けず嫌いで、わが道を行くタイプですね。どうせやるなら一番が良いと思っていました。でも母親からは一番になりなさいって言われたことはありません。習いごとについても、母はそういうものがあることを教えてくれるだけで、「やりなさい」とは言いませんでした。決めるのは自分です。自分でやりたがって、やると決めたものを、自分で責任を持ってやる。そんな自由と責任を合わせ持たされた環境で、それが自分にも合っていました。
将来の夢を聞かれたときには、CA(キャビンアテンダント)になりたいと言っていたのを覚えています。CAは、きれいで頭が良くてパーフェクト感がすごい、そんな人になりたかったのだと思います。

子どもの頃はどんな日常でしたか。周囲との関わり方は?

友達と遊ぶというより自分のペースでひとりでやりたいタイプでした。でも、黙々とやるということではありません。小さい頃から、いつも「意思をはっきりと」と促されて、家でも鍛えられていたので、先生がみんなに意見を聞いてくるときはすぐ発言していました。真っ先にとりあえず手を挙げておいて、その間に何を言うか考えているぐらいでした(笑)。誰も目を合わせないようにして手を上げないでいるのは、先生がかわいそうに思えてしまうんです。だから、学級委員や生徒会会長もやっていました。

人前で話すのは得意だったのですね。スピーチ力はどうやって鍛えられたのでしょう?

何か特別なことを習ったわけではありません。ただ、本を読んだり文字を書いたりすることが多かったので、言葉を使うことは得意でした。それと、大きな力になっていたのは、日常のコミュニケーションです。ほんとによく会話する家庭でした。母や弟との会話は、スピーチするときの思考のエクササイズになっていたと思います。例えば、映画やドラマを見れば、それについて思ったこと感動したこと、何かの出来事について語るときに、それについての意見を言ったり問われたり、いつも「どう思う?」「どうだった?」「何がよかった?」「どうしたいの?」「こう思う」「あれがよかった」「こうしたい」と日常会話の中で繰り返されていました。決して一方的に質問されるわけではなく、そういうなかで自分の意見、「私はこう思います」みたいな意見を持つことが自然に身についていたから、スピーチもスムーズだったのだと思います。家族がいっしょにいて、静かに黙っているシーンの記憶があまりありません。いつも会話している印象があります。たくさんのコミュニケーションがスピーチ能力を鍛えてくれたのだと思います。

―話を元に戻すと、そんなミリヤさんが、オーディションに応募してアーティストを目指すことになったのはどいうことがきっかけだったのですか?

中学生になってから学校生活がつまらなく感じることが多くなりました。振り返ってみれば、学校で聖書の勉強などができたのは将来のためになってはいたのですが、自分の居場所をそこに見つけられない思いがあり、そこに留まる理由がないと考えていました。つまらない毎日を変えたい。もっと別の世界を見たい。自分が生まれてきた意味を見つけたい。自分の力を証明したい。自分を救いたい。これじゃ
何のために生きてるのかわからないという思いが強かったので、オーディションへの応募を思い立ち、雑誌で見つけたソニーミュージックの大きなオーディションがあるのを知って、応募することにしました。名古屋での選考が通り、東京まで呼ばれて行ったオーデションでの結果が今に繋がることになりました。オーディションに通って、つまらない人生から「救われた」。これで自分の人生が絶対にすごく楽しくなる。そう思いました。そこから毎週ずっと東京に通うことになりました。

(前編終わり)

後編は、ディズニー映画『~』のテーマ曲となっている新曲について、母娘のことなどを中心にお伺いしました。お楽しみに! *3/14公開予定

 

 ニュー・シングル「どこまでも ~How Far Ill Go~」好評発売中!

 
初回生産限定盤(CD+DVD) \1,574+税 / SRCL-932930
初回仕様限定/通常盤 (CD ONLY) \1,204+税 / SRCL-9331
 
<収録楽曲> 
1. どこまでも ~How Far Ill Go~  *ディズニー・アニメーション最新作『モアナと伝説の海』エンドソング
2. I AM *花王 エッセンシャル×加藤ミリヤ コラボソング
3. HEART BEAT -SAMBA O Rei REMIX- 
<DVD収録内容>
「どこまでも ~How Far Ill Go~(エンドソング)」Music Video

シングル「最高なしあわせ」「どこまでも ~How Far I'll Go~」を含むオリジナルフルアルバム
2017.04.12発売決定!

[初回生産限定盤]CD+DVD/ SRCL-935960 \3,518(+ tax)
[通常盤]CD Only  /SRCL-9361 \3,056(+ tax)

詳細はオフィシャルHPまで!

http://miliyah.com/



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