【母娘の愛が未来を拡げる!】加藤ミリヤさんに幼少時代のお話を伺いました~後編~

インタビュー
【母娘の愛が未来を拡げる!】加藤ミリヤさんに幼少時代のお話を伺いました~後編~

加藤ミリヤさんインタビュー後編は、ディズニー映画『モアナと伝説の海』のエンドソングとなっている新曲について、そして母娘のことなどについてお届けします。

【プロフィール】

1988年生まれのシンガーソングライター。2004年に「Never let go / 夜空」でデビューするとリアルで等身大な歌詞とメロディセンス、生きざまが支持され瞬く間に“女子高生のカリスマ”として注目を集めた。

ファッションデザイナーとしても活躍する彼女の髪型やメイク、ファッションを真似する“ミリヤー”現象を巻き起こし、『VOGUE JAPAN WOMAN OF THE YEAR 2010』に選ばれる。現在は小説家としても才能を発揮。

デビュー12周年を経て、現在も現代女性の愛や葛藤を歌い続け、“時代の代弁者”と呼ばれている。

LIVE情報はhttp://miliyah.com/をチェック!

また、昨年より公式ファンクラブを立ち上げ、ファンとの交流の場を作っている。http://loveheart-club.com/

 

―新曲「どこまでも ~How Far I’ll Go~」について聞かせてください。
今回は今までのミリヤさんと少しイメージが違う、ディズニー映画の曲ですね。これに取り組まれたご感想は?

今回は、13歳の時以来となるオーディションというチャンスを経て掴み取った“曲”になります。まさか、今になってもう一度オーディションを受けることになるとは思っていなかったのですが、デビュー前とはまた違った意味でのチャレンジとなりました。当時は自分のためのチャレンジでしたが、今回は自分のため以上に、話を持ってきてくれたスタッフのために決めたいという思いが強く、チャンスの意味が大きく感じられて、是非とも決めたいと思いながら取り組んで実現できたことでした。最初は、自分がディズニー映画の曲を歌うタイプの歌手とは思えなかったので、自分に合っている話なのか疑問に思うようなところもありました。ただ、自分を限定させてしまうようなことはしたくなかったので、新しいことにチャレンジすれば、何か面白いことが起こるんじゃないかと思ってトライしました。

―どんな人がこの映画を見たり、この曲を聴いたりするのをイメージされていましたか?

 この曲自体が、とても素晴らしくて、まず単純にこの曲を歌いたいと思いましたが、ディズニー映画は子どもだけのものではなく、この映画も20代、30代の女性にも見て欲しい素晴らしい映画だったので、そういう女性たちに伝えるためにも自分が歌う意義があると思えたことが嬉しかったです。同時に、子どもたちがこの曲を聴いてくれたり、母娘で聴いてもらえるということは、すごく意識しました。自分が子どもの頃に見たディズニー映画はとても記憶の中に残っていて、子どもの心にすごい衝撃を与えるものでした。自分の中では『リトル・マーメイド』が思い出深い映画なのですが、今回の『モアナと伝説の海』と同じ監督の作品だったことにもとても縁を感じています。『モアナと伝説の海』を見て、この曲を聴いてくれた小さな女の子が、いつか今の自分ぐらいの年齢になって、この映画とこの曲を思い出してくれる。そんなことに携われるのは、とても光栄なことだと思っています。

 
―映画のおすすめポイントは? 

ディズニー映画って、歌が素晴らしいですね。物語の中でキャストが歌を歌い、歌と映像がひとつなって、見る人を話のなかに引き込んでいく。今回も、夏木マリさんほかのキャストの方々が素晴らしいので、是非見てほしいです。お世辞抜きでほんとにおもしろいです。大人もとても満足できるものでした。

―新譜にカップリングされている曲も、映画に近しいようなセレクションですね。

今回は、とにかく前向きになれる1枚にしたかったので、ツアーでやっていた「HEART BEAT(SAMBA O Rei REMIX)」を新しくアレンジして音源にしました。最近「HEART BEAT」は、小学校の運動会などのBGMでも使っていただいているようなので、サンババージョンでもっと盛り上がってもらえればと思っています。

―“元気”が校庭に響き渡りそうなイメージですね(笑)

「I AM」は、忙しくても頑張っている女性のための曲、忙しい女性、ママたちに聞いてもらえたらと思って作った曲です。お母さんって、ほんとに忙しいと思います。自分の母親が、ソファに座ってゆっくりしている姿なんて記憶にないです…。

今回の新譜は、忙しく子育てしているお母さんでも車の中やお掃除中でも楽しめるように、子どもといっしょに楽しめるけど子ども過ぎずに大人もいっしょに聴ける音楽になっていると思うので、是非、お子さんといっしょに楽しんでもらえたらと思います。


―ミリヤさんにとって、母親とはどんなイメージでしょうか?

ただひとこと尊敬します。お母さんになるというのは未知のことなので、すごいなあと思います。自分のために生きる以上に、自分以外の人のために生きている感覚とはどんな気持ちなのだろうと思います。ただ、いろいろなお母さんがいていいとは思っているので、「こうあるべき」とは思っていないですが、自分の母親は、私にとってはとても大きな存在でした。


―お母さまはどんな方でしょうか?

私が3歳の時に父を亡くして、母がひとりで私と弟を育ててくれました。母は私を作った人であり、すべてが私の思想の素だと思っています。尊敬しています。母は、私みたいに何かの才能に賭けて何かを目指すという生き方をしてきた人ではないです。それは特質すべき特徴もないように見えますが、母には私たちを子育てする、母になるという才能があったのです。強くそう思っています。そのことは、母をモデルにした小説『幸福の女神』という作品にも描きました。今の時代はシングルマザーの家庭もたくさんあるので、そういう意味でも母の生き方は素晴らしいものだと思っています。

―お母さまから送られた何か印象的な言葉は覚えていますか?

たくさんあります。そのなかのひとつで、私の曲の歌詞にもなっていることなのですが、デビュー前に私が上京することを決めて一人暮らしをするために家を出ることになったときに、送ってもらう車の中で言われことを今でも忘れません。

「みーちゃん、これからあなたは人に愛してもらわなければいけません。愛してもらうにはどうしたらいいかわかりますか」と言われて…。
私が「わかんない」と言ったきり答えられないでいると、母はこう続けました。

「愛するの」
「まずあなたが愛しなさい。愛されたいと思うなら、あなたが先に愛しなさい」     

そう言われました。神の言葉のように、今でも自分を戒める言葉としていつも胸の内に置いてある言葉です。恋愛でも仕事でも、人と接しているとき、ついつい先に「こうして欲しい」という気持ちを相手に向けてしまうけれど、こちらが先に愛を贈るようにしていれば、自然に愛が返ってくるからと教えられたことが、心にとっても刺さっています。そしてもうひとつ、「信じてるからね」と言われました。短い言葉でしたが、却ってそれだけで気持ちがぐっと引き締まったのを覚えています。母にそう言われて、まっすぐ前を向いて進む覚悟のようなものが生まれた気がしました。ほかにも駅や学校までの送り迎えの車の中でいろんな思い出深い会話をしました。どんな思いで、そんなことを話してくれたのかと今でもよく思い出します。

 

―オーディションも応援してくれていたのですね。

私のほうがまだ興味を持てなかった8歳ぐらいの頃から、オーディションの新聞広告を見せてくれたりもしていましたので、オーディションのことは「それぜったいいと思う」と言って応援してくれました。ただ、母に勧められたわけではなく、提案や情報提供をしてくれて、あとの判断は自分でするように、小さい頃から早く自立するように、自分の事は可能な限り自分でするようにと言われて育てられました。

 

―家での様子はどんな感じでしたか?

母が父のことをとても愛していたことを、子どもごころにも感じることがよくありました。父を悪く言ったことは一度もありません。私は愛し合ったふたりの元に生まれてきたという自覚を日常に感じることができて嬉しく思えました。母は、毎日仏壇に手を合わせることから始めて、おはようもおやすみも言って、何かあれば父に祈り、必ず私たちを見てくれているからと言い、絶対守られていると私たちに暗示をかけてくれました。その言葉の力を感じました。そういうことが、私が言葉に惹かれていった理由のひとつなのだと思います。

―ご自分が育ててもらった経験をもとにして、今、「お母さん」として頑張っている方たちにメッセージがあればお願いします。

ありがたかったと思うことは、子どもであっても大人から自分を決めつけられることがなかったことです。

「あなたは自由に選べて、自由に好きなことができる」

と言われていたことが自分にはすごくよかったです。だから、家が窮屈に思ったり、親の圧力的なものを感じたことが一回もありません。自分がどうすればいいのかを、いつも自分で考えていました。

それともうひとつ大事だと思うことは、「愛している」と言われること。ハグしてもらうこと。「あなたは大切」「いちばん愛している」ってお母さんに言われること。日々のなかでは、つい言いそびれてしまいそうなことですが、教育とか何よりも、それを伝えることがほんとうは一番大切なのだと思います。

(おわり)

【文字を書くことが音楽に繋がった?】
加藤ミリヤさんに幼少時代のお話を伺いました~前編~

 

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初回仕様限定/通常盤 (CD ONLY) \1,204+税 / SRCL-9331
 
<収録楽曲> 
1. どこまでも ~How Far Ill Go~  *ディズニー・アニメーション最新作『モアナと伝説の海』エンドソング
2. I AM *花王 エッセンシャル×加藤ミリヤ コラボソング
3. HEART BEAT -SAMBA O Rei REMIX- 
<DVD収録内容>
「どこまでも ~How Far Ill Go~(エンドソング)」Music Video

シングル「最高なしあわせ」「どこまでも ~How Far I'll Go~」を含むオリジナルフルアルバム
2017.04.12発売決定!

[初回生産限定盤]CD+DVD/ SRCL-935960 \3,518(+ tax)
[通常盤]CD Only  /SRCL-9361 \3,056(+ tax)

詳細はオフィシャルHPまで!

http://miliyah.com/



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