【おいしいものは人類の奇跡だ!】DJみそしるとMCごはんさんにお話を伺いました

インタビュー
【おいしいものは人類の奇跡だ!】DJみそしるとMCごはんさんにお話を伺いました

今Eテレなどでも大活躍中のDJみそしるとMCごはんに音楽活動やテレビ番組のこと、ニューアルバム『ごちそんぐDJ の音楽』のこと、5月6日(土)、7日(日)開催の「Hanno Green Carnival」でのワークショップのことなど、インタビューしました!


【プロフィール】

「おいしいものは人類の奇跡だ!」をモットーに、トラック、リリック、アートワーク、Music Videoなど全てを自ら制作し、料理と音楽の新たな楽しみ方を提案する、超自家製ラッパー、くいしんぼうヒップホップMC。2人組ではなく、ソロアーティスト! 愛称は“おみそはん”。2013年冬、Ki/oon Musicよりメジャーデビューの後、2014年春には、NHK Eテレにて新感覚料理番組『ごちそんぐDJ』の放送が開始され、お茶の間デビュー。番組は現在も大人気レギュラー放送中。好奇心の趣くままジャンルを自由に横断するマルチアーテイスト。
オフィシャルHP:http://misosiru.jp/

 

―大学で食文化を学ばれていた頃の研究活動がデビューのきっかけとうかがいましたが?

くいしんぼうでも、料理のスキルがまだ未熟で自分の感覚だけでは失敗が多く、分量や行程を理解することの重要さはわかっていてもレシピはなかな覚えられない。レシピ本を見ながら料理をするのは、本が汚れるのが気になったり、本を拡げるスペースがなかったりと不便も多く感じていたその頃、じゃあ「レシピを歌にして覚えたら、歌いながら料理ができるのでは!」と思いついたのがきっかけでした。それをそのまま、当時在学していた女子栄養大学での卒業研究のテーマとして、料理のレシピをラップにして伝える架空のHIPHOPユニット「DJみそしるとMCごはん」を創作して、1年間、曲をつくり、ミュージックビデオをつくって発表していました。それがそのまま、今の活動内容となっている感じですね。

 

―どうしてラップで? レシピを覚える歌ってほかにもあるのでしょうか? 

レシピを言葉にすると文字の数が多いので、普通の曲の歌詞としては長すぎて歌い切ることが難しいです。ラップなら、歌の上手下手じゃなくリズム感に合わせて歌えるのが料理に向いていそうだと思いました。会話調にしてみたら楽しそうにもなるし、歌詞のなかにメッセージも入れ込みやすい。それほど意識しなくても、料理の行程を詰め込んで覚えることができそうに思えたのでラップにしました。

子どもの頃、テレビアニメの『キテレツ大百科』が好きで、再放送を毎日のように見てエンディングテーマ曲の「お料理行進曲」を歌っているうちに、歌詞になっていたコロッケやナポリタンの作り方をいつのまにか覚えていました。そうやって身体にしみついたレシピの記憶で、なんとなくコロッケは作れてしまいます。そんな子どもの頃の思い出を大学生のときに掘り起こしてみたときに、“レシピ歌”ってもっと活用できそうだと思ったのがきっかけでした。

 
―その研究活動の音楽制作やレシピ選びはどんなふうにしていたのでしょう?

小さい頃からエレクトーンを習っていて発表会で歌ったり演奏したり、中学高校時代も吹奏楽部に属していたので、音楽はずっと日常の中にありましたが、「DJみそしるとMCごはん」の研究テーマに取り組みはじめたときは、PCで音楽をつくるのも、ラップをつくるのも歌うのも初めてでした。曲作りにあたっては、歌いながら料理をつくれることを目標にしていたので、つくる回数が多い料理を選んでいました。年に1回しか活躍しないレシピを覚えるよりも、人生の中で何度も登場する毎週作りそうな、“ピーマンの肉詰め”“マカロニグラタン”みたいな、おばあちゃんやお母さんから受け継ぐような家庭料理の中から選んで1年間かけてアルバムをつくりました。家庭料理が好きだったし、自分が知らず知らずのうちに、料理を通して食べることで母親の愛情を受けてきたという思いがどこかにあって、その気持ちが曲づくりに反映されていたとに思います。生まれた時はおかあさんから出てくる母乳を飲んで大きくなる。それが料理に変わっても同じように、毎日毎日食べるもののなかに母親の愛情を感じていたのだと思います。すごくベーシックで大切なことだと感じていました。

 

―子どもたちの反応って、どうですか?

当初は、世代を問わずに観てもらえる番組をと制作していたので“あの人なんだろう…??”と真顔でじっと黙って見つめられることが多かったです(笑)。今までになかったジャンルだったせいなのか、どう反応したらいいのかわからなかったみたいですね。でも最近は、テレビで見ていてくれている子どもたちも多くて、「おみそはんだー」って声を掛けてくれます。ライブでは踊ってくれたり、“カブリシャス”(「ママのバーガー」歌詞中の一節)っていっしょに掛け声をしてくれたりします。子どもたちが盛り上がってくれるのが伝わってくるので嬉しいです。『ごちそんぐDJ』(NHK Eテレ)の番組の影響は大きいですね。子どもたちの反応も、最初の頃は「歌いながら料理つくって大変ですね…」みたいなことも言われたのですが、今では「ラップしながら料理するなんて、当たり前(?!)」みたいな感覚で受け止めてくれる子どもたちが増えていますね。

 

ー『ごちそんぐDJ』がCDになりました。その感想は?

3年間番組を続けてきて、料理のレシピ曲でレパートリーが約50曲になりました。テレビで見るものは、ミュージックビデオ+ミニコーナーでボリュームがあり映像といっしょに1曲を楽しむものです。CDでは、その中から耳だけで聴いて楽しめる、生活になじむ音楽になるように考えて20曲を厳選しました。キッチンやリビングに自然に流れているような、日常の食べ物がある風景に似合うようなアルバムになったらと思ってつくりました。

 
―おすすめの曲はどれでしょう? 

うーん、今は「パンプキンぜんざい」でしょうか。この曲は、The渋谷系の音楽を目指してつくりました。子どもの頃、渋谷系の人たちがたくさん登場していた『ポンキッキーズ』とか『ウゴウゴルーガ』などの、渋谷系の音楽が流れていた子ども向けの番組を見て育ってきた自分が、大人になって、ミュージシャンになって、教育テレビ(Eテレ)の番組に出るようになって、いつか渋谷系の音楽をつくってみたいという想いがずっとありました。そんな私なりの子ども番組へのアンサーソングがこの曲なんです。それから、「柿蜜生姜」は、キリンジさんの曲みたいに泣ける曲にしたいと思ってつくりました。こちらも気に入っています。そうやって曲をつくるときには、毎回いろいろなテーマを考えて作ります。選んだ料理、それに合わせる楽器、曲調…、そういう組み合わせは無限にあるので、どんな組み合わせにするのか、毎回楽しみながら曲づくりしています。


―「Hanno Green Carnival」ワークショップは?

アイスクリームのワークショップをやります。「アイスクリーム」は、『ごちそんぐDJ』の番組でつくった曲です。「専用の調理器具がなくても、あらあら不思議!?、アイスクリームの種を入れた缶を氷でくるんでしゃかしゃかと振るだけで、アイスクリームができちゃう」。そんな調子の不思議な科学の実験のような(!?)料理なんです。音楽にノッて楽器の演奏をするみたいにして遊びながら、身体を動かしながらアイスクリームをつくる体験を、子どもたちといっしょにやりたいと思っています。楽しんで遊びながら料理するのがテーマです。

*おみそはんのアイスクリームワークショップをKIDSTONE TVでそらちゃんが体験!
 その模様はこちら↓


―遊びが料理になっているっていいですね!

大人になった今でも、子どもの頃に好きだったおままごとの延長線で料理をしているような気分になるときが多くて、子どもたちにもそういうピュアな気持ちで楽しめる体験をたくさんしてほしいと思っています。ついでに、けっこう疲れるので、大人の方にとっては、二の腕のシェイプアップの運動になるとも思います(笑)。

 

―では、最後にママさんたちやこどもたちに、何かメッセージをください! 

食べること、料理することを、堅苦しく考えずに子どもたちに楽しい体験をもっとさせてほしいです。「おいしいものは人類の奇跡だ」、それが私のモットーです。みなさんも、家族で食べるごはんを大切に楽しみながら、毎日を楽しく暮らしていきましょう!!!

おいしい楽しいごはんがあれば、コワいものなんか何もないさ~♪(笑)

 (おわり)


 ニューアルバム『ごちそんぐDJ の音楽』発売中!

¥2,315+税 / KSCL-2895

歌って踊って作ろう!今度は聴く!ごちそんぐDJ!

DJみそしるとMCごはんがレギュラーMCを務める、大人気音楽料理番組『ごちそんぐDJ』の名曲(Menu)の中から、選りすぐりの逸品(楽曲)を詰め込んだ、聴く!ごちそんぐDJ、大盛りミックス定食CD!

オフィシャルHP:http://misosiru.jp/

 

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